空っぽな殻の中から

お酒とラジオとガチャガチャが好きなおじさんの独り言

ばたばた厄除

高校の時の友達5人で厄祓いに行ってきました。

コロナが増えてる事もあって大阪に住んでる友達は急遽不参加になってしまった。

 

相変わらず時間にルーズな男のせいで1時間待つかギリギリ入るか。みたいになってしまって。

受付で生年月日とか記入して厄除けの申込書を書いて提出するのもバタバタした。

 

『ここまでの人は11時のご祈祷です。』

友達の内、2人が急いで中に誘導された。

「えっ、僕らも一緒に来たから一緒にしてもらえませんか?」

ほんとちょっとの差だったからお願いしたら

『じゃあ一緒でいいです。早く入って下さい。』

 

「あぶねー、ギリギリやったなぁ。」

すでに厄除けの儀式?みたいなのが始まっていた。

部屋の中は満員だった。

 

部屋に入れずに立っている人も何人かいて、自分たちも部屋の外で立って祈祷された。

 

 

そして事件が起きた。

 

 

 

宮司さんが住所とか名前とか家内安全とか言うのだけれども

 

全く読まれないんです。わたくしの名前が!!!!

 

ギリギリで入ったからなぁ、って思ってたんだけど。

友達は読まれていくんです。あぁ、次かなぁ。次だろうなぁ。

って、思って待っていたのに。

 

友達が4人続けて読まれて、その次に知らない人が2人くらい読まれて終わりました。

 

えぇぇえぇっぇぇぇえぇぇぇえ!!!!!!

 

友達もすぐに気づいて、めっちゃ見てくる。

でも喋れないから、全力で驚きの表情をしているのですよ。

 

いやいや、一番驚いてるのは俺やけれどもなっ!!!

 

名前を読まれないまま終わり、みんなは木のお札を貰って帰ってくる。

ひとり手ぶらのわたくし。

 

とりあえず近くにいた神社の方に色々と説明したら

『12時からのご祈祷に入っているのかもしれません。すぐに調べてみます。』

 

(…たぶんそうだと思います。)

 

『すみませんでした。12時からの方に入っておりました。12時のご祈祷の1番最初にお名前の方を読ませて頂きますので、よろしいでしょうか?』

「いえいえ、こちらが無理言ったので。ややこしくしてすみません。」

 

木のお札を貰って一件落着です。なんかオマケで昆布茶も貰いました。

ここぞという時に飲ませて頂きます。

 

みんなでラーメン食べて、友達の家でバーベキューして。

朝まで麻雀して。おばちゃんが敷いてくれた布団で仲良く寝ました。

なぜか背中はバキバキで、神社までの坂道と階段で足が筋肉痛です。

 

でも、厄が祓われてとても清らかなおじさんになれました。

 

 

おみくじは凶でした。